キックは降りるし、点火もするので、とりあえず灯火類と足回りを直して、どうにか動くようにしたものの
文字通りただ「動くだけ」という感じである。
まず吹け上がりは最悪。重い上に遅い。
錆びたフロントフォークの制動は最悪そのもの。
キャブ調整がなっていないのか煙いし、
終いには外見はボロボロという、おそらく往年の姿を知ってる人間からすれば、
70年代の残滓か亡霊と言ったようなひどいマシンだ
しかしながらスタイルといい、かつての片鱗をところどころで見せるのも事実である。
かつての秀才も錆付けばこんなになってしまうのか。
若返りを図らなくてはいけない。