ゲームボーイの名作と言われる作品は、Switchや3DSなどで配信もあり、ソフト自体の中古価格も軒並み下がってきています。
しかし既にソフトの発売から四半世紀経つものも少なくなく、大概のものはバックアップメモリ用の電池が寿命を迎えてしまっているものが殆どです。
このため、今回は電池を交換します。
ゲームボーイソフトは六角形の特殊なネジで固定されているので、特殊工具で外します。こちらはネジザウルスで有名なエンジニア社のドライバー DTC-20です。だいたい1500円くらい。
ネジは基本的に右回しですので、右に回して外しましょう。
ネジは非常に小さいので、外した後は必ずトレイなどに入れて紛失しないようにしてください。
ネジ外し後、前ケースを下にスライドさせると、基盤にアクセスできます。
電池はタブに特殊なスポット留となっているので、ラジオペンチ、またはマイナスドライバーで少しずつこじって外します(力技なのであまり好きな方法ではないのですが…)
同型の電池(ポケモン緑はCR1616でした)をプラスマイナス極を間違えないようセットし、固定の為にテープを巻いて終了です。今回は自己融着テープを使用しました。
セーブデータがもし保持されているROMの電池交換を行った場合、電池を外した瞬間にデータは全て消えますので、注意してください。
実際にセーブデータのロードが出来れば完了です。
タブ部分のトラブル
盛ってあるはんだが薄く、電池を外している最中にタブが基板から外れてしまう場合があります。
その際は、落ち着いてはんだ付けすればOKです。はんだで基盤やICを焼かないように注意してください。
その他。タブごと電池交換
今回は電池交換のみでしたが、本来ははんだで固定されているタブごと電池交換するのが、正しい手順です。
まず電池をはんだで加熱するのは危険なので、古い電池のみをタブから外してから作業します。
交換用のタブ付き電池はマルツやAmazonなどで入手可能です。
交換成功です。
今回はスケルトンタイプのカートリッジなので見栄えもよくなりました。