2024年7月

7/15(月)

久々に大洗でキャンプ。さすがに某戦車アニメのブームも一過したようで、磯前神社に参拝したり、こじんまりとした港町の風情を謳歌する。……いや毎週末に町内で手製の戦車神輿を有志が担いでいたり、ハリボテ戦車があったり、キャラの誕生日に町役場前の公園でケーキを備え付け、ドール撮影会やってたりしてたのがおかしかったんだけどさ。今思うにアレはなかなかのカオスな状況だった。しかしそうやって盛り上げていた外部の来訪者を町の人は「ガルパンさん」と呼称していたそうなのだが、そう考えるとあれは一種のマレビトだったのだろうか。

 
7/10(水)「宇宙にかぶりつく! 宇宙を咀嚼して、宇宙を飲み下す」『野武士のグルメ』(土山しげる・久住昌之)

暇なので『野武士のグルメ』から『ザ・シェフ』、『食の軍師』と言った料理・グルメ漫画をダラダラと斜め読みする。食べ物系漫画は万人の生活の基本なので、所謂日常ものとして人からの共感を得やすいのが特徴。なんか作中で事細かいマナー講師のごとく食事の作法がどうとか、妙な政治的イデオロギーが漂っていたり、食べている描写等が汚いと一発で嫌われるが……。そうか考えるとそのあたりを緩くし、一市井人の日常を活写した久住昌之は重要な存在だなと思いつつ、Amazon Kindle Unlimitedを経由し、WEB上にあるグルメ系漫画で最後に行き着いたのが『ドカ食いダイスキ! もちづきさん』だったのだが。なんだこの漫画は(笑)。

妙齢の女性が深夜に超大盛ペヤングを二箱食いとかドカ食いするのは佐藤春夫が、大黒屋で毎夜かつ丼を食べていた晩年の永井荷風の死を評して言った緩やかな自殺ではなくて、文字通りの自殺行為ですヨ。読んでいて思ったのだが、グルメと大食いは同じ食でありながら、全く異なる事象だなこれは。食欲に歯止めの利かない精神病者のカルテを眺めている気分になった。腹八文目。くわばらくわばら。

 
7/9(火)

なんとなく日本の近世以前の経済史などを調べている内に日が暮れる。安土時代の石高制を経て維新後、現代に至るまでの歴史はおおよそわかるのだが、律令制による物品での納税、荘園制、清盛の日宋貿易から勘合貿易、京の町の関所による通行税徴収、楽市楽座の制定…と大体の部分は俯瞰でわかるが、実際にはどのような経済構造だったのかを調べていたのだが、中々手ごろな資料がない。

 

7/4(木)

今まで使っていたノートPCのLet’s Note CF-SXがどうもスペック的に使いづらくなってきたので、中古でLenovo L390を購入。それにM.2 SSD1TBとメモリ32GBを搭載した。ユーザーがメモリを増設できるノートPCは年々少なくなってきていて、最近のLet’s Noteのモデルも基盤直付になってしまい拡張性がなくなってしまった。

 

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